AZ28-15-189の場合



 このホースは、シリンダーブロックからラジエターに向けて、熱いクーラントが通るラインに使われている。下側が走行10万キロ・放置3年のホース。形状が異なるのには理由がある。10万キロのホースはなぜか片側の口を切ってしまっていて短くしてあったのだ。恐らく、クラッチ交換などの際にエンジンを降ろしたとき、ホースバンドで痛んだ部分を切り落として再利用したため、ホースを延ばす必要があった≒ホースが変形したと考えられる。



 左側の写真が走行23万キロ・放置3年のホース。中央の写真が走行7.8万キロ・放置10年のホース。右側が新品だ。新品と比較してもほとんど変化無し。



 表面にクラックが入っていたり、硬度が違っていたりはしていなかった。致命的な劣化は見られないと判断する。