ファミリアのレストア

 マツダ創立100周年である2020年に向けて、マツダのターニングポイントとなった車をレストアしていくコーナー。



 2018年度はファミリアだ。



 ファミリアの赤であるサンライズレッドと、現在の赤であるソウルレッドを比較した説明書き。



 ステッカーの類とか、くれたのかな?



 展示されていたのはドンガラ。フロアには錆が残っているままだ。



 一方、一番最初にレストアされた車であるコスモスポーツも展示されていた。



 が、この車はヒストリックカーとして自殺行為とも言えるようなレストアをされた残念な車でもある。綺麗に再塗装され、この車そのものが持つ歴史をマツダ自らの手で消し去ってしまったのだ。



 大穴があいて板金せざるを得ないような状況、あまりにみすぼらしい状況であるのならやむを得ないが、そのような特段の事情が無いにもかかわらず塗装し直すなど愚の骨頂。
 一方で、その車が持つ歴史を可能な限り残す今回のファミリアのやり方は、自動車会社の行うレストアの方向性として正しいと思う。



 今回はこれでおしまい。次回は、ロードスターのレストア事業を中心にお送りする。