電磁クラッチ部分

 今回の一連のレポートで着目してきた電磁クラッチ部分。リンク品もクラッチ部分はゴムだった。



 クラッチ部分のメーカーは、矢印で示すとおり東海ゴム。



 クラッチのゴムの表面の比較。さすがに新品は綺麗だ。



 型番は微妙に異なる。リンク品を分解して確認するのが確実なのだが、さすがにそういうわけにもいかず・・・



 驚くべきはゴムの柔らかさ。爪で押したら跡が残る。古くなったAZ−1のクラッチはカチカチで、爪を立てても跡がつかない。



 なおデンソーセールスに発注する際は、R12かR134aかを指定できるとのこと。もちろんR12指定で発注だ。このSV07Eは、もともとがR134aのみに対応していたコンプレッサーなので、R12指定はある意味イレギュラーである。
 ここからは十分な検証はできていないのだが、AZ−1純正のSV06Eは内部構成部品が欠品でもうリビルトできず、SV07Eになって帰ってくると思われる。そのため、町のリビルト屋で「AZ−1のコンプレッサーはリビルト不能」と言われたら、恐らくSV07Eで対応する手段を知らないのだと思う。SV07Eが使えるということで、コンプレッサーのリビルト問題は一旦落着と考えられる。


 ちなみに値段は若干高く、約42000円。



 少々高くても、デンソーセールスに頼むのが正解ではないかと思う。次回は、コンプレッサーの板バネ式クラッチへの換装検証を行う。