モノづくりROAD

 これから見ていくモノづくりROADと、先ほどのモノ造り体験コーナー。何が違うかというと、モノづくりROADは部品メーカーさんが主に出展している点だ。子供向けのイベントを行っているところがほとんどなのだが、目立ったところを見ていく。



 まずはキーレックス。AZ−1の25周年ミーティングや、キーレックスファミリーデーでおせわになった、AZ−1を実際に製造した会社だ。2018年は11月11日にキーレックスファミリーデーを行う予定なので、参加したい人はメールください(当日参加不可)。



 出し物は、例のごとく燃料タンクを使ったスーパーボールすくい。



 子供向けイベントが多い中、唯一我が道を行く展示をしているのが、坂本重工。毎年、発泡スチロールを使った大型モデルが展示されている。去年は原寸大R360のモデルだった。これをみて喜ぶ人間がどれだけいるか全く不明なのだが、ぶれがない。あくまでも自社の技術を活用した展示にこだわる。



 最後に紹介するのが東洋シート。マツダが主に取引するシートメーカーは、AZ−1のシートを作ったデルタ工業と、この東洋シートの2社となる。



 シートのカットモデルが展示されていた。ご存じの通り、AZ−1のシートはもっと単純。



 東洋シート製のシートが使われた車の年表があった。



 初代ロードスターもそうだったんだ。



 あとはキャロル。この車も売れた。AZ−1のシートを作る羽目になったデルタ工業は、割を食ってるなあ。



 ここで1つの疑問が。AZ−1の運転席側にはロードスターのシート、シートレールを取り付けることができるが、シートサプライヤが全然異なっている。一方で、シートレールサプライヤはロードスターもAZ−1も一緒かもしれない。初代ロードスターとAZ−1の主査は平井さんなので、シートサプライヤ違いよりも主査の意向(シートレールは限りなく流用する)の方が影響が大きいと思わせる事例であった。


 今回はこれでおしまい。次回はマツダミュージアムの様子を紹介する。