工場見学と驚くべき証言

 工場見学も行われた。が、AZ−1オーナーに対しては、全体の参加人数の関係もあり、参加できず・・・残念。



 上の地図を拡大してみる。AZ−1を並べてある所は、工場見学の出入り口に挟まれた所だ。結構目立つ所に置かれていたとも言える。が、期待に反し、工場見学者(キーレックスの社員の家族)はAZ−1に全然興味なし。なぜ車が並べられているのか(もっというと、マツダ車とは思えない車が存在しているのか)理解できていないのかもしれない。それとも車自体に興味がないのだろうか。



 工場見学ができたら、以下のようなものが見れたはずだ。





 ここで思わぬVIPが登場した。なんと、受注生産で作られるAZ−1の燃料タンクを作っているという人だ。25周年ミーティングの際に、燃料タンクをジャンケン大会の賞品として出したが、そのタンクを作った人でもある。



 いろいろな話を聞くことができた。まずどこでAZ−1のタンクを作っているかというと、矢印で示すNo.3ラインとのこと。ただ、名称はラインとあるが、手作りとのこと。ここは是非見てみたいところだが、いずれにせよ工場見学コースに入っていなかった。



 どうやって作るのかというと、治具にセットしてハンドメイドで作るそうだ。現在作られているタンクは、AZ−1が量産されていたときよりもしっかりと溶接されているとのことだった(笑)。
 AZ−1のタンクはそれなりに発注がやってくるとのこと。一方、AZ−1と同世代のマツダ車のタンク、例えばクロノスとかセンティアなどは、全く受注がやってこないそうだ。また、ユーノスコスモのタンクは機械で自動生産されていた。ところが、その機械自体が既に存在しないため、再生産は不可能とのこと。

 なんだかんだ言っても、単純な構造をしているものは息が長い。



25周年の景品で出したタンク