といった、至極当然のことだけです。
前振りはこのくらいにしておいて、今回はステアリングホイールを交換する時に「これだけは要チェック」というポイントについて、私の経験からお伝えしたいと思います。
(1)ナルディとモモ
よく「ナルディタイプ」とか「モモタイプ」といいますが、「ナルディ」「モモ」はそれぞれステアリングホイールのメーカーです。しかもメジャーな。さて、この2社が代名詞となっている「タイプ」とは一体何なんでしょうか。
それは「穴の位置」です。自動車用品店等で現物を見ていただければお判りのとおり、アフターマーケット用ステアリングホイールはそのままではステアリングシャフトに装着できません。中心部分に大きな穴が開いていて、その穴の周りを小さな穴が6つ取り囲むように配置されています。この小さな6つの穴の位置が「ナルディタイプ」と「モモタイプ」を分けるものです。
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これが「ナルディタイプ」の穴の位置。 6角形の辺が上になっています。 |
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これが「モモタイプ」の穴の位置。 6角形の点が上になっています。 |
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左から CARA純正・ナルディ+WJRボス・MS+ダイケイボス。 純正とMS+ダイケイはほぼ同じ長さ。 |
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左から フレンディ純正・ナルディ+WJRボス・MS+ダイケイボス。 純正とMS+ダイケイはほぼ同じ長さ。 WJRボスの短さがよくわかるかと思います。 また、CARAとフレン・fィそれぞれの純正でもずいぶん長さが 違いますね。 |
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その短いボスのまま装着した例。 ステアリングを握るだけでウィンカーレバーに干渉します。 |
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10mmのスペーサーを入れた状態。 ステアリングを回した時にまだ干渉します。 |
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20mmのスペーサーを入れた状態。 ようやく純正と同等のスペースを確保しました。 (ここまでたどり着くのに何度ステアリングを 外したことか) |
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見事に割れました。 締めすぎたハブを抜こうとして、ガコガコやったのが 原因だと思われます。 |
![]() | リターンピン穴までひびが入ってしまいました。 |