詰まりの生じたオイルクーラー
これ、今回問題になったオイルクーラー。上に2本出ている管が、クーラントの通るパイプである。
クーラントの通るパイプを見たところ。2本とも何かが詰まっている。
ほじくり出したら、いっぱいでてきた。
拡大したところ。これは比較的大きな異物で、パイプの口に詰まっていた。細かい物は、内部に詰まっていたものだ。
結局、針金を入れて異物をほじくり出し、さらにエアーを吹き付けることによって、なんとか貫通させることができた。
気になるのが異物の正体だが、よくわからない。磁石に付かないのである。鉄である可能性は低いと思われる。もう1つ気になるのが、クーラントのパイプが中で腐ってしまった可能性である。結論からいうと、その可能性は低いことが分かってしまった。なぜなら、クーラントの通るパイプはステンレスだったためだ。私はこのオイルクーラーは全て鉄製だと思っていたのだが、実は違っていた。その証拠に、本体には磁石が付くのだが、クーラントのパイプには付かないのである。
AZ−1の場合、水ラインはゴムかアルミか鉄か真鍮だ。ステンレスが使われているのはこの部分だけではなかろうか。なぜここだけステンレスかというと、もし鉄を使い腐って穴が開いてしまったらオイルラインに水が混じってしまう。そうなるとエンジンに致命傷を与えてしまうため、それを避けるためだと考えられる。