シフトフィールの改善

 ミッションオイル交換中
 購入時点であまりのシフトの渋さに驚いたが、情報収集の結果ミッションオイルの銘柄と粘度によってタッチが大幅に変わることを知る。特にあてもないがこの渋さを何とかしたいのでのでちょっと上等なヤツにした。HKS製75W−90。
 私の場合はこのオイルで正解。しばらくは変化なかったものの、200キロほど走った時点からガッコン!がガクン!くらいになり、現在では使って粘度が落ちてきたのかオイルが馴染んだのか、コクンという気にならないタッチにまで改善された。このタッチがどのくらい走るまで保たれるかが興味あるところ。あまり良いものでない場合はすぐタッチが悪くなってくるそうだ。
 なおジャッキをあてがって交換する場合は反対側のタイヤも外そう。でないと注入時に車体を水平にしようとジャッキを下げると、水平になるまでにサスの伸びた反対の後輪が先に着いてしまって水平にまで下げられないのだ。


 シフト部分のグリスアップ
 シフト部分の拡大図。シフトカバーは左右4本のネジを緩めるだけで取れる。なかなかメカメカしていてかっこいい。シガーライターが使えなくなるが、どうせタバコも吸わないし、かっこいいのでずっと取っておこうかなと思っている。
 思いつきだが、このリンク部分や支点となるシャフト部分にスプレーグリスとCRCで給脂したところ、さらにシフトフィーリングが良くなった。特にシフトの根本にフェルトの輪がはまっているのが見えるが、これをめくってその中にたっぷりグリスを入れてやった。こういうときスプレー式は便利。入りにくいときはCRCをちょっと吹いて溶かすようにしてやればよい。私は持っていないが、工業用のモリブデン入りスプレーグリスなんかだと最高によいだろうなと思う。


 シフトレバーが当たる部分を削る
 先日山口様から以下のようなメールを頂いた。グリスアップとともに試してほしい。

 先日シフトのグリスアップをしようと思い、センタートンネルを外してみました。そこで気が付いたことが一つ。
 私のAZ−1は2ndへの入りが非常に渋いんですが、特に気になっていたのが、2ndに入れるときに、レバーが何かに引っかかるような「ゴリッ」という感触でした。
 で、よくよくレバー基部を見てみると、シフトレバー末端のピロボールの軸が、シフトのフレームの4本の足の右前側に当たっていました。そこでフレーム側をヤスリで削って、当たりを回避したところ、シフトフィールがかなり良くなりました。

 ただ、この症状は どのAZ−1にも共通のものではないようで、知人のCARAは同じ症状を訴えていましたが、何も問題ない方もいるようです。


ちょうどAと指している部分を削るか、マウントを削る。


 削らずに済む方法もある
 ギャラリーに載っている伊集院様から、次のようなメールを頂いた。削る前に試しては。

 シフトが渋いのはクラッチのせいと確信していたので楽しみにしていたのになおりませんでした。そこで、初めてリンクを疑い(購入当時アンフィニ関東にさんざんクレ−ムつけたのに見抜けなかったわけ)シフトまわりを分解してみると、セカンド時にはマウントフレ−ムに当たり、そこが削れてました。
 私もディスクグラインダ−でがっぽり削り車内は切り子だらけ、ディ−ラ−にクレ−ム申請したところ事例なし。そのかわり運転席側の方のリンクジョイントの調整でシフトの傾きは左右に調整できることを教えてもらいました。(マウント削らなきゃよかった!!) 但し、調整代はワイヤ−の伸び等で限界があるようで私の場合は、ジョイントをさらに5mmほどカットして短くしました。
 てなわけで、器用な人はお試し下さい。(それでもシフトは渋いよ)

 添加剤を入れる
 同じく削らずに済む方法。丹羽様から次のようなメールを頂いた。
 HPにも載っていますシフトタッチですが、私もいやになるくらいガッキン!で困っていましたが少し良くなったので報告します。
 マイクロロンを入れてもあまり改善されず、つぎにオングストロームマジックと云う、50オングストローム(0.005ミクロン)の人造ダイヤモンド粒を主体にした添加剤をいれました。これが結構効きましてオイルが暖まれば70〜80%位の割合でゴッキン!がなくなりました。ダイヤモンドを入れると削れてしまう感覚がありますが0.005ミクロンともなるとトライボロジー理論によりマイクロベアリングがオイルに浮遊している事になり劇的な摩擦低減となるとのことです。ちなみに価格は200ccで\13.800です。1Lに20ccの割合でいれます。今度はエンジンに入れてみるつもりです。製造元は株式会社 熱研TEL03-3510-7817です。