AZ−1の無線操縦化
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無線で操縦できるよう改造されたAZ−1がある。機構の詳細は追って紹介していくが、まずは動画(QuickTime)と作者の思いを紹介したい。
電動ガルウイングは、左右供で、室内または、ワイヤレスリモコンで開閉出来ます。動力源は、直動シリンダーで駆動しています。最後の「バッタン」に仕掛けがあって、きちんと閉まるようにしてあります。
無線操縦ですが、2.4GのSS無線をかいして、ハンドル・アクセル・ブレーキ・クラッチ・シフトが各サーボを駆動する事により、間接的に運転が出来ます。もちろん、運転席に座って普通に運転する事も出来ます。送信部は、トランクケースに収納出来るようになっていて、左手はアクセル・ブレーキ・クラッチを、右手はハンドル・シフトを行います。障害車自身が運転をするための技術を応用しています。また、AZ−1の室内にカメラが付いていて、画像を見ながら遠隔運転が可能です。もともとの無線操縦を作るきっかけは、福祉車両の発展の為です。極端に言うと、プレステとかでカーゲームをする事が出来れば、どんな障害であっても自動車の運転が出来るようにすることが目的です。私のAZ-1は重度障害になったり、高齢になったりしてもAZ-1を楽しんで頂くことが第一ですが、人間が近寄れない被爆地や、災害地などに行くことも考えています。現在はSS無線による伝送(約300m)ですが、IPコントロールを使用すれば、インターネットを仲介して、地球の裏側での遠隔操作(運転)も可能です。また、ちょっと変わった使い方では、GPSと連動させた自動運転も視野に入れています。
以前ステップワゴンで、助手席や後部座席から運転が出来る装置を試作しましたが、陸運局で許可が下りず(安全性や、過去に事例がないのが理由です)思い切って自分が乗っていたAZ−1を人間が乗らなくても運転が出来るように改造しました。いわば、1/1スケールのラジコンカーです。現在は、ずっと車検を切って改造に専念していますが、AZ−1オーナーの方なら私の思いを理解してくれると信じ、毎日改造(開発)を行っております。何とか陸運局の認可を得るために、沢山の方のご理解と協力を頂きたいです。
注意
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QuickTimeのダウンロード先
ガルウイングの開閉
ハンドル操作
アクセル操作
ブレーキ操作
シフト操作