エアコンをフロンR134a仕様にする

 AZ-1のエアコンは、フロンR12を冷媒として使用していますが、今回、エアコンシステムの修理(というよりフルオーバーホール)のついでに、地球にやさしく、フトコロにもやさしい(?)フロンR134a仕様にレトロフィットしたので報告します。

 作業は、神奈川県横浜市のモンスター(スズキアリーナ東名横浜・http://www.monster-sport.com/)より、DENSOのサービス拠点へ委託する形で実施しました。以下、納品書より。



 作業内容/使用部品  数量 
 部品単価  部品金額  技術料 
エアコン修理
エアコンサイクル&漏れ点検    4500
真空引きガスチャージ    4500
コンプレッサマグネットクラッチ脱着    9000
マグネットクラッチ組替え調整    3000
レシーバ交換    3500
高圧パイプ交換    4000
レトロフィット    6250
レトロキット130003000
DRAM,REFR315004500
TUBE,LIQUID124702470
TUBE&ACCESSOR160006000
CLUTCH ASS11740017400
コンプレッサ(リンク品)13348033480
    
  6685034750
整備料計   101600
消費税   5080
総計   106680



 コンプレッサはリンク品(再生品)で、SV06E型を使用しています。(ノーマルと同一かどうかは不明)。

R12用のコンプレッサー(変更前) R134a用コンプレッサー(変更後)


 レシーバは、一回り大きくなりました。


 ナゼか・蕪h装。『HFC-R134a使用』のコーションラベルがつきます。パイプ・レシーバアウトレットもゴツい注入口がついた134a専用のものになります。スペアタイヤを乗せたまま持ち込んだお陰か、干渉しないように組んであります。レシーバ下部の配線のゴチャゴチャはキセノンバルブ用ですので気にしないでね(笑)。
 今回交換したものを図にまとめてみました。他にもあるかもしれませんが、目視で交換が確認できたのはこれだけです。




 気になる性能ですが、R12より若干冷えが弱いかなという感じですが、実害がある程ではないでしょう。作動時のパワーロスが小さく、作動/非作動でパワーが「カックン!」と変わることがなくなり、非常に快適です。エアコンかけっぱなしで東名(名古屋〜厚木)を1●●Km/hでカッ飛んだところ、18km/Lを記録しました!!(変更前は10km/Lに届かないことも・・・)。システムとしての機械効率は上がっている様子です。

 現在エアコン不具合をかかえて、スタンドなどで簡易的にガスチャージを繰り返している方、補充用冷媒ボンベには潤滑油が含まれていないことがあるようで、何度も補充を繰り返すとエアコンシステム全てにダメージが及ぶ可能性があります。一刻も早くしっかりした電装屋さんでちゃんとした補修を受けましょう。(うちの子もこれが致命傷になったようです・涙)。

マイクロロンをエアコンに入れてみる


 マイクロロン http://microlon.co.jp の「エアコンディショナーフィックス」を使用しました。この製品は単品販売はせず、指定工場にて作業とセットで販売との事。
 今回、東京都町田市のモンスター http://www.monster-sport.com/ でこのサービスを始めたというので早速試してみました。作業そのものは「アッ」というまに終了。で、走ってみて感動!音もショックも小さくて、走行中はエアコンがONなのかOFFなのか既によくわかりません(アイドル中はファンノイズでわかる。でもコンプレッサーノイズは非常に静かです)。イジワルに、パーシャルで加速中にスイッチを入/切しても加速感にほとんど変化はありません。通常走行もまるで冬場にエアコンOFFで走ってるよう。ゼロ発進もラクラクです。ただしこの製品、HFC134a専用との事ですので、レトロフィット完了が使用の前提となります。価格は工賃込みで¥11.5Kくらいなのでエアコン修理のついでに是非!