新モールの装着、位置の調整、モール断面の接着
少し長めに切った新モールを、欠損部分に押し込むようにして嵌め込む。

押し込んだら、切り口がぴったり繋がるように、位置の微調整をする。もちろん外れてしまった残存部分もガラスに押し込んで、所期の状態を再現しておこう。

PVC樹脂は瞬間接着剤で張り付くので、モールの断面に流し込むようにして使う。普通の瞬着で構わないが、可能なら低白化タイプなどを使うと更によいだろう。裏も同様に。
この時、ガラスには接着しなくても大丈夫だろう。

チリが揃ってすっきりしたドア。遠目には修理跡は分からないし、もし分かってしまってもパーティング線をフロントガラスモールと揃えてあるので不自然さは全くない。
こういった細かい部分は車両整備のモチベーションを維持する上でもたいへん重要だ。
これでまた当分、気分よく乗って眺めて磨いて…が出来るだろう。
