ミラー本体の加工

 ドアパネルと内張りをはずします。標準ドアミラーをはずし、フェンダーミラー車用のフタとドアパネルを仮止めして、ゴムの縁に沿って鉛筆で位置決め線を引きます。この線にファミリアのミラー下部を合わせて、3個のネジ穴の位置を確認しながらフタにドリルで穴をあけます。(配線を通す穴とで計4カ所)
 リーマーで適当な大きさまで穴を広げて、ミラーとフタがぴったり合えばミラーの3個のネジ穴が飛び出しているはずです。この内、上と前のネジ穴をフタの厚み分までグラインダーで削っていきます。ここが最も重要で注意が必要なところです。
 削り足りないとドアフレームに干渉してしまい、削りすぎると中のネジ切り部が足りなくなって固定できなくなります。フタの内側に補強のための出っ張りがすじ状にあるので、その高さを目安にすると良いでしょう。


 次に、ネジも加工します。長さ5mm位の短いボルトで頭がワッシャ形状の物を使用します。よくカーステレオに付属している物が良いでしょう。ネジが底付きしてしまう時はネジ部を削って短くしてください。(削りすぎに注意)


 頭部も2mm位まで削らないとドアフレームに干渉するので確認しながら少しずつ削ってください。ネジ穴廻りに少量のパテを盛りつけてから締め付けると補強と防水の効果があります。最後にもしガラスとの間のゴムにミラーが干渉するならゴムを切って、位置決めの鉛筆書きを消して出来上がりです。