320ccインジェクターへの換装


 320ccインジェクターに換装した。交換の仕方はインマニをはずしてインジェクターを取り替えるだけである。インマニのはずし方はここを参照。ここでは主に、320ccインジェクターがどのような形状のもので、どんな感じで換装されるのかを紹介したい。


 3本インジェクターが並べてあるが、一番左のコネクタの部分の青いのがノーマルインジェクターである。真ん中の水色のがスズスポの295cc、一番右にある黒いのが320ccインジェクターである。また実際にガソリンを噴出するノズル部分が、他に比べて短い事が分かる。つまり全長が短くなるのだが、ゴムパッキンはノーマルのものがノズルにちゃんとつくし、装着に関与するインジェクターの寸法は同じであるため、ポン付けできる。




 ノズル側から見てみる。今度は順番が変わって真ん中が320ccインジェクターだ。ノーマルはノズル穴が1つなのに対し、320ccは4つある。また増量されているにもかかわらず、インジェクターの径は逆に細くなっている。ここの寸法はインジェクタを換装する上では関係ない。




 コネクタを見たところ。真ん中が320ccインジェクターだ。ノーマルと同じ形状をしている事が分かる。




 実際にインマニに取り付けてみたところ。ノズル部分が短いため、奥まってついていることがわかる。このままでは、噴出したガソリンの噴霧が壁に当たってしまい、適切な燃焼が妨げられる可能性もある。インジェクターがついている部分の穴径をテーパー状に少し広げた方が、よりよくなるかもしれない。




 320ccインジェクタのコネクタ部分を拡大したところ。295ccインジェクタはデンソー製だが、320ccインジェクタはメーカーがよくわからなかった。




 以上、320ccインジェクタが物理的に取り付け可能なのかどうかを検討してきたが、寸法的には問題ないことがわかった。なおこれをノーマルコンピューターの車に取り付けるとガソリンの噴射量が多すぎてかぶってしまうのは明らかだ。実際に取り付けてエンジンをちゃんと回すには、適切な噴射コントロールが必要となる。