ポルコ式除湿性能の改善

 AZ−1のヒーターをONにする、つまり温度調節のレバーを赤い色の部分にして、足下もしくはフロントウインドウ側から送風するようにすると、ある一定以上の温度設定でエアコンが効かなくなる。しかし、以下の改造を行うことで温度調節に係わらず常時A/C全開となり除湿暖房が可能となるため、車室内の除湿性能が改善される。

 まず、ファスナ−中央のポッチを押してファスナ−を外す。



 次に温度コントロ−ルワイヤ−の先に有る白いリンクに接続しているセンサ−を探す。



 ネジ1本で固定されているセンサ−を外す。



 センサ−のカプラ−から出ている2本のコ−ドに別のコ−ドを割り込ませ、ON,OFFスイッチを付ける。



 ONにすると短絡し、温コン制御の影響を受けなくなり除湿暖房性能が向上する。

取り付状態です。


 ある一定以上の温度設定でエアコンが効かなくなるようにした理由は、必要性のあまり無い時にA/CをOFFにして、燃費や電力負荷を改善するのが目的である。従って下記リスクが考えられる。この事に留意して改造・操作すること。

1、除湿暖房時に燃費が悪化する。
2、除湿暖房時の電力負荷が増大しバッテリ−に負担が掛かり、寿命が短くなる可能性が有る。
3、A/Cコンプレッサ−の稼働時間が長くなり寿命が短くなる可能性が有る。