CARAのガソリン残量計は果たして正確か?


 「ガソリン残量が燃料計の半分を下回ると、メーターの下がる速度が早いような気がする」そんな感想をお持ちの方もいらっしゃることと思います。かくいう私もその一人なのですが。また、「F」からなかなか下がってこなかったり、「E」付近でも結構走れたり。これじゃ、正確なメーターとは言えませんよね。で、CARAのメーターがどのくらい正確なのか、あるいは針がどの位置でガソリン残量が何リットルなのか確かめてみることにしました。

※CARAの燃料タンク容量は30リットルです。

 本当はガス欠するまで走ってからやりたかったんですけど、どこで動かなくなるかわからないので、ガソリンタンクのドレンから全部抜くことにしました。
イグニッションオフ時の針の位置です。
イグニッションオンでここまで上がりました。
さて、残量は?

こうやってドレンから残量を抜きました。
2〜3リットルくらい残ってました。
だからといってこれを全量ポンプが吸ってくれるわけではないので、結構ヤバかったかも。
CARA購入後5年(走行約31,000km)で初めてドレンからガソリン抜いてみましたけど、水とか溜まっていませんでした。もちろん水抜き剤などは使ったことありません。
実験開始前にクルマの水平を調整しました。
サイドシル上にある黄色いのが水準器です。
この場所が水平であるという確証はないんですけどね。

タンクをすっからかんにすると、メーターはこうなります。(イグニッションオンしてます)
ドレン前と変りません。
つまり、ガソリン残量ゼロでもメーターは動くということですね。

 今回の実験は、ガソリンを5リットル単位で給油してその時の燃料計の針の位置を確かめようというものです。燃料計の目盛りが1/4ステップなので、それ以上細かくしてもあまり意味はないかな、といったところです。結構きりのいい数字だし。
5リットルポリタンクにガソリンスタンドで5.00リットル入れてもらいました。誤差はMAXでも20ccないはずです。

さて、ここから5リットルずつ給油してみましょう。
残量5リットル状態。
ほぼ0/4の目盛りの上です。
残量10リットル状態。
ほぼ1/4の目盛りの上です。
残量15リットル状態。
ほぼ2/4の目盛りの上です。
残量20リットル状態。
ほぼ3/4の目盛りの上です。
残量25リットル状態。
ほぼ4/4の目盛りの上です。
残量30リットル=満タン状態。
ここまで針が上がります。

 というわけで、目盛りは実は1/6(残り5リットル)〜5/6(残り25リットル)であることがわかりました。正確といえば正確なんですが、30/4リットル毎の目盛りでないことだけは確かです。私自身の経験からすると、長距離走行時に4/4の位置に針がくるまでに100〜120km走れますので、なんとなく納得です。1/4まで針がきたら、残り5リットルですので無理せずに給油しましょう。

 おまけ
公称30リットルのタンクですが、給油口一杯まで給油すると、あとこれだけ入ります。約1リットルってところですか。