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  AZ−1の保守と改造 -> エンジン関係



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EGRバルブの互換部品


 インマニの横についている部品、EGRバルブ。排ガスの一部を吸気側に回してNOxを下げるためにある部品だ。インマニの負圧で作動させるのだが、ゴム製と思われるダイヤフラムに穴があいて外気がインマニに入ってしまいアイドルが不安定になることがある。一方、しょうもない部品にもかかわらず値段は12000円程度し高価だ。
 そこで、アルトワークスに使われているEGRバルブ以外の互換部品をさがしてみた。




 その結果、キャリィやエブリィのものが取り付けられることがわかった。下の写真で右側がAZ−1用、左がキャリー(スクラム)トラックのMT用だ。マツダ品番はZZS0-20-350である。バルブの金口はあっているのだが、向きが逆になっている。EGRバルブ制御用のホースをながくしてつなげば問題ない。




 同様に下の写真で右側がAZ−1用、左がエブリィ(スクラム)バンのMT用だ。バルブの金口の向きも一緒である。




 作動圧はどうだろうか。バキュームポンプゲージで調べてみた。これは引き金を引くと負圧が作れるSSTだ。




 左がEGRバルブ作動前(常圧状態)、右がバルブ全開の状態(負圧状態)。矢印の部分の隙間が異なっていることがわかるだろうか。



 バルブが全開になる負圧をみてみた。右側がAZ−1用、左がエブリィ(スクラム)バンのMT用だ。若干圧力が異なる。AZ−1用の方が低圧にしないと全開にならない。なおいずれも中古品でのテストであるため、新品だと異なる結果になる可能性がある。



 実際に、エブリィ(スクラム)バンのMT用をAZ−1にとりつけてみた。整備書をみると、冷間時にレーシングしてもEGRバルブが作動しないこと(ダイヤフラムを触れば分かる)と書いてあるのだが、エブリィ用を取り付けると作動してしまった。が、AZ−1純正でも作動してしまったし、完全暖気後に作動するのは問題ないので、まあいいか。

 なおEGRバルブを取り外してブラインドキャップをとりつけてもよい(エミッションは悪化するが)。MA61S等のワゴンRワイドにブラインドキャップが設定されている。18491-61A00 プレート・EGRバルブ、だ。