怪鳥の ”ザ・チューニング講座 その2”

 みなさま!お久しぶりです。私の愛機「ケーニッヒティーゲル」君はただいま入院中です。Fiscoに行ってきた経験もふまえて、第2弾参りましょう!

<足回り2>
 前回ではサスはノーマルでいいと申しましたが、これは最高速100キロ以下の小サーキットや峠までの話であると思います。この度Fiscoに行った際、ノーマルサスでは、Aコーナでは底付きし、最終コーナ手前のシケインだと切り替えした際の挙動が不安定になります。(下手すると横転する)ゆえに、ほとんどの人は峠仕様ということでノーマルサスで十分だと思いますが高速仕様にする際はやはり固めのサスがいいと思います。(私はマツダスピードに変えました)

<エンジン2>
さて、前回の続きです。自分の経験上ブーストアップ、タービン交換は下図のようにまとまりました。

タービンノーマルスズキスポーツ(IHI)
プラグ7〜8番(NGK)9番(10番だとかぶる!)
ブースト0.9〜1.10.9〜1.1 *1
ガスケットノーマル可メタル1.0mm
IJTノーマル可 *2大容量タイプ (Sスポ)
燃料サブコン可コンピュータ書き換え
排温計
  *1 :ピストンノーマルの場合、この辺がいいと思います。後は
      排温計と相談(900度が限度と思ってください)。
  *2 :必ず燃調コントローラで補正してください。
  *3 :エンジンのブロー覚悟の人は上記の限りではありません
     (多分、上記なら壊れないはず!)

 また、ファンベルトは劣化が激しく(車高が低いため雨などの影響を受けやすい)、キュルキュルと音がし始めたら間もなく切れます。

 次にF6Aエンジンの特性として8万キロほど走ると、ヘッドカバーからのオイル漏れがかなり深刻になります。早めの増し締めまたはパッキンの交換をお薦めします。(これが原因かどうか分かりませんが、ファンベルトが切れた際(オルタネータ側)オイルのせいでエアコンコンプレッサーのベルトがずれてプーリーとエンジンに挟まってしまい、クランクシャフトを傷めてしまいました)

 もう一個所のオイル漏れは、エキマニの部分です。(運転席後ろのメンテホールから見て一番右側の締め付けボルト)何故かここまでガスケットが設けられておらず、若干の隙間があるようであり、ここの打ち込んであるボルトはエンジン内部のオイル循環している穴につながっています。ここはバラす機会があったら対策しておくと良いでしょう。

<次回予告>
追加メータ取り付け
自作ラジエタークーラー
丸目4燈の簡単なやり方

<最後に>
ここで紹介している内容はあくまでも参考にしてもらうためであり、著者は一切の責任を負いません。