ブロアーモーターの流用


 ブロアーモーターがHA11系アルトの物を加工して流用が出来る事が解りました。
 これで商売してやろうかとおもいましたが、そんなセコイ事するのも何なので公開します。

 ・AZ−1のブロアーモーターが廃番となっており、新品が手に入りません。
 ・オクで探そうにも元々数が少ないだけあってなかなか出てきません。
 ・モーターが寿命を迎えた場合は大抵ブラシ&コミテーターの摩耗です。
 ・交換用ブラシがあればブラシを交換すれば良いんですが、交換用ブラシなんてありません。
 ・マキタの電動ドリル用の交換ブラシに寸法が近い物が有ったので削って使用してみましたが、抵抗値が微妙に違うのか、風量ダイヤルを全開にしても緩い風しか出てきませんでした。

 そこで、他車種からの流用を試みてみました。
 ちなみにAZ−1のブロアーモーターは鉄板のプレス品なので、最悪はモーター部分だけ切り取って他車種用のモーターを溶接するつもりでヤフオクで探してみました。

 今後の部品供給を考えると最新の車種の物が良いのですが、最近のモデルはブロアーモーターのボディが樹脂製になっており加工が不可能なので鉄板プレス品のモーターを探してみると・・・HA11系アルトのブロアーモーターが形が似ているので落札してみました。
 現物を見比べてみると・・・

 左がAZ−1用、右がHA11系アルト用になります。
 見ての通り、マウント部の鉄板部分がAZ−1の方が大きく、モーター部がHA11系の方が外へ出っ張っています。
 ブロアーファンもAZ−1の方が径大きく中央の三角型コーン部が出っ張っており、HA11系の方が径が小さくコーンが引っ込んでいます。


 ファンを外して見てみるとモーター部分のみ別部品になっており、ゴムで圧入されているだけの構造になっています。
 デンソー品番はそれぞれ違いますが、モーター部の径はどちらとも同じで全長もシャフト径も同じでマウント部の鉄板への取り付け位置の違いをフロアーファン中央のコーン部の高さでクリアーしているようです。


 まず、AZ−1のブロアーモーターのプレートからモーターを外す前にプレートからモーター端面までの高さを測っておきます。(約41.6mm)
 次に配線を押さえてるステーを曲げて起こし、配線を外します。
 モーターとゴム、ゴムとプレートの間に浸透性潤滑剤(ラスペネがお勧め)を吹いてしばらく置いて浸透したらモーターを矢印の方向へ抜きます。
 抜いたモーターは使わないので叩き抜くのもOKですが、プレートは曲がってしまうとブロアユニットに取り付け出来なくなるので曲げないように注意して下さい。


 外れたら次はHA11系ブロアーモーターです。
 こちらも同じように抜きますが、モーターは使うので叩いてはいけませんが、プレートは使わないので曲がろうが千切れようが構いません。
 特に新品のブロアーモーターを使う場合はゴムが弾力性に富んでいるためなかなか外れません。
 なので、私はプレートをカットしてモーター抜きました。(テスト用に取り寄せた中古品は潤滑油だけで簡単に抜けましたがその後取り寄せた新品は叩いた位では抜けませんでした)


 両方バラせたら組み立ててゆきます。
 プレートにゴムをいれて浸透性潤滑剤を塗ります。
 新品のゴムだときつくて入りにくいので古い方を使った方が楽です。


 ゴムの中にモーターを突っ込みます。
 入りにくい場合は、一度ゴムを外してモーター側にゴムを付けてからゴムを押し込みながらモーターを突っ込みます。
 この時に配線の位置を間違えないように注意して下さい。
 最初に測った寸法までモーターを突っ込んだらパーツクリーナーで潤滑剤を洗い流します。
 配線をステーで押さえてワッシャーを入れてブロアーファンを差し込みナットで固定します。


 ファンとモーター軸は位置があるので合わせて差し込んでください。
 これでブロアーモーター完成です。
 実際に車両に取り付けてファンが何処かに干渉しないか確認して下さい。
 モーターの差し込み代しだいでファンの位置が変わるので干渉するようなら差し込み代が間違っているので修正して下さい。
 解体屋(オークション)で手に入れるのも手ですが、スズキでは新品がまだ手に入るので、いつ壊れるか解らない中古品より新品をお勧めします。
 AZ−1よりはるかに多く出廻ってる車なのでまだ有りますが、いつ無くなるか解りません。
 今、交換しておけば、あと30万kmはもつかな?と・・・
 部品は
 モーター、ファン   74150−70B00
 HA11系アルト、CT21系ワゴンRに使用されています。